
瞑想の正しい姿勢とは?基本とポイント
なぜ瞑想に姿勢が重要なのか?
瞑想において姿勢が重要視されるのには、いくつかの明確な理由があります。
まず、正しい姿勢を取ることで心身がリラックスしやすくなるからです。
背筋が自然に伸び、呼吸が深くなると、自律神経が整い、瞑想状態に入りやすくなります。
逆に、背中が丸まっていたり、身体が緊張していると、雑念が湧きやすく集中できません。
また、無理な姿勢を続けると体に負担がかかり、痛みやしびれが生じることも。
身体の不快感に気を取られると、瞑想に意識を集中することが難しくなってしまいます。
つまり、姿勢の良し悪しは瞑想の質を大きく左右する要素なのです。
リラックスしつつも適度な緊張を保つ、「安定して快適な姿勢」が瞑想成功のカギと言えるでしょう。
理想的な瞑想姿勢の基本条件
それでは、理想的な瞑想姿勢とは具体的にどのようなものなのでしょうか?
ポイントは以下の5つです。
- 背筋を自然に伸ばす
無理に胸を張る必要はありませんが、背骨がまっすぐ天井に向かって伸びている感覚を持ちましょう。 - 肩の力を抜く
肩をリラックスさせ、耳から肩までの距離を広く取るイメージです。肩が上がらないよう意識しましょう。 - あごを引く
軽くあごを引き、首の後ろを長くする感覚を持つと、自然と頭の重さが背骨に乗り、バランスが取れます。 - 手は自然に置く
太ももや膝の上に手を置き、手のひらを上に向けるか、自然に下に向けるかは好みでOKです。ムドラーを組むのもよいでしょう。 - 足の組み方に無理をしない
あぐらを組む場合も、膝が浮いてしまう場合はクッションや座布団を使ってサポートすると、しびれを防げます。
特に重要なのは、「楽だけどだらけない」こと。
リラックスしすぎて崩れた姿勢になると、眠くなったり意識がぼんやりしてしまうので、心地よい緊張感を保つことがコツです。
初心者がやりがちな姿勢の失敗例
初心者が瞑想を始めるときによくある姿勢の失敗には、次のようなものがあります。
- 背中が丸まっている
猫背になると呼吸が浅くなり、リラックスしにくくなります。意識して背筋を伸ばしましょう。 - 肩に力が入っている
無意識に肩が上がっていることが多いです。肩の力を抜いて、自然なポジションに戻しましょう。 - 首が前に出ている
スマホやパソコンの影響で、首が前に出る「ストレートネック」の姿勢になりがちです。軽くあごを引くことを意識すると、首から背中のラインがきれいに整います。 - 足を無理に組みすぎる
身体の柔軟性以上に無理にあぐらを組むと、しびれや痛みの原因になります。無理せず、必要ならクッションや椅子を使いましょう。
初心者はつい「瞑想はこうあるべき」と無理な姿勢を取ってしまいがちですが、自分に合った無理のない姿勢を選ぶことが、継続のポイントです。
瞑想中の手の置き方と位置の正解

自然な手の置き方|おすすめポジション
瞑想中の手の置き方は、リラックスできることが何よりも大切です。
無理に決まった形にこだわる必要はありませんが、手のポジションによって上半身の緊張具合や集中度が変わるため、正しい置き方を意識することは効果的です。
基本的なおすすめは、以下の2パターンです。
- 太ももの上に自然に置く
手のひらを下に向けて太ももの上に軽く置きます。リラックス感が強く、身体の力を抜きやすい方法です。 - 手のひらを上に向けて軽く開く
手のひらを上向きにして太ももの上か膝の上に置きます。エネルギーの循環を意識したい場合や、心を開くイメージで行いたいときに適しています。
どちらの場合も、肩から力を抜いて、肘を自然に曲げた位置に手が来るように意識しましょう。
手を不自然に持ち上げたり、落としすぎたりすると、肩や首に余計な力が入ってしまいます。
重要なのは、自分がもっともリラックスできるポジションを見つけることです。
ムドラー(手の型)を取り入れるべき?
「ムドラー」とは、ヨガや瞑想で使われる手のジェスチャーや型のことです。
特に有名なのが、親指と人差し指の先を軽く合わせる「ジニャーナ・ムドラー(知恵のムドラー)」です。
ムドラーを使うメリットは以下の通りです。
- 集中力が高まりやすい
指先に軽い刺激を与えることで、意識を一点に集めやすくなります。 - エネルギーの流れを整える効果が期待できる
ヨガの伝統では、ムドラーが身体のエネルギー回路(ナディ)に作用するとされています。
ただし、初心者にとってはムドラーは必須ではありません。
まずはリラックスした自然な手の置き方に慣れることを優先しましょう。
慣れてきたら、集中を深めるツールとしてムドラーを試してみると良いでしょう。
ムドラーを取り入れるかどうかは、自分の好みと瞑想の目的に応じて決めるのがベストです。
手が疲れないためのポイント
瞑想中に手が疲れてしまう原因は、肩や腕に余計な力が入っていることがほとんどです。
リラックスして手を置いているつもりでも、無意識に力が入ってしまうケースは珍しくありません。
手が疲れないためには、次のポイントを意識しましょう。
- 肩の力を抜く
まずは深呼吸して、肩の力を抜きましょう。力が抜けているかどうか、意識的に確認するクセをつけると効果的です。 - 腕の角度を自然に保つ
肘を少し曲げた自然な角度にし、腕が身体に近い位置に来るようにします。腕を開きすぎたり、体から離れすぎると疲れやすくなります。 - 座面の高さを調整する
座る高さが低すぎると腕の位置が不自然になり、疲れやすくなります。必要に応じて座布団やクッションを使って、座高を調整すると良いでしょう。 - 時間を区切って練習する
最初から長時間座るのではなく、5分〜10分程度の短い瞑想からスタートして、徐々に慣らしていくのも有効です。
瞑想で足がしびれない組み方・あぐらのコツ
あぐらの正しい組み方とは?
瞑想中の座り方として一般的なのが「あぐら」です。
しかし、ただ足を組むだけでは正しいあぐらとは言えません。
正しいあぐらの組み方を意識することで、身体への負担を減らし、長時間快適に座ることができます。
正しいあぐらのポイントは次の通りです。
- 坐骨(お尻の骨)でしっかり座る
骨盤を立て、坐骨を均等に床につけるイメージを持ちます。背筋を伸ばしやすくなり、腰や背中への負担が減ります。 - 膝を床に近づける
膝が浮きすぎると、足に余計な緊張がかかり、しびれやすくなります。膝が床に近づくことで安定した姿勢が取れます。膝が自然に床につかない場合は、座布団やクッションを使ってお尻を高くすると良いでしょう。 - 足首はクロスさせず、重ねるだけ
足首を無理に交差させると血流が悪くなり、しびれの原因になります。自然に片方の足をもう片方の足の前に置く形(半跏趺坐=はんかふざ)が基本です。 - 左右を交互に組み替える
毎回同じ足を前にしていると、身体に偏りが生じます。バランスを取るために、左右交互に組み替える習慣をつけましょう。
無理に完璧なあぐらを目指す必要はありません。
「自分がリラックスできるかどうか」を基準に、少しずつ慣れていきましょう。
足がしびれる原因と対処法
瞑想中に足がしびれてしまうのは、多くの人が経験する悩みです。
しびれの原因には次のようなものが考えられます。
- 血流の圧迫
座っている間に膝裏や足首の血管が圧迫され、血流が悪くなってしびれが生じます。 - 筋肉の緊張
骨盤が後ろに倒れていたり、足に余計な力が入っていると、筋肉が緊張し血行不良を引き起こします。 - 座面が低すぎる
お尻の位置が低いと膝が持ち上がり、足にかかる負担が大きくなります。
しびれを防ぐための対処法は次の通りです。
- 座布団やクッションで高さを調整する
お尻の下に座布団を入れて、膝よりもお尻の位置を高くすると、足への圧迫が軽減されます。 - 定期的に足を組み替える
長時間同じ姿勢を続けるとしびれやすくなります。途中で軽く足の組み方を変えるだけでも効果的です。 - 筋肉の緊張を緩める
瞑想に入る前にストレッチをして筋肉をほぐしておくと、血流が良くなりしびれにくくなります。 - しびれたら無理せず休む
しびれを我慢し続けると、逆に痛みやケガの原因になることもあります。しびれが強いときは、姿勢を変えたり、一旦瞑想を中断して足を伸ばすことも大切です。
柔軟性がない人向けの対策
「体が硬いから瞑想の姿勢がつらい」「あぐらを組むとすぐしびれる」という悩みを持つ人は少なくありません。
柔軟性がない人でも無理なく瞑想できるように、以下の対策をおすすめします。
- クッションを使って骨盤を立てる
硬い床に直接座ると骨盤が後ろに倒れがちです。座面を高くすることで、自然と骨盤が立ち、楽に座れるようになります。 - 椅子を使う
あぐらにこだわらず、椅子に座って瞑想するのも立派な方法です。足のしびれや腰痛のリスクを減らしつつ、集中力を保てます。 - 短時間から始める
いきなり30分、1時間と長時間座ろうとすると、体に無理がかかります。最初は5分〜10分からスタートして、少しずつ座る時間を延ばしていきましょう。 - 柔軟ストレッチを習慣にする
日頃から**股関節まわりや太もも裏(ハムストリングス)**を伸ばすストレッチを取り入れると、座りやすさが大きく向上します。
柔軟性がないからといって瞑想をあきらめる必要はありません。
無理をせず、工夫を重ねながら続けることが大切です。
自分に合ったスタイルで、少しずつ身体を慣らしていきましょう。
椅子に座って瞑想する正しい姿勢とは?

椅子を使う瞑想のメリット・デメリット
瞑想といえば床に座って行うイメージが強いですが、椅子に座って瞑想する方法も多くの人に支持されています。
特に、柔軟性に自信がない人や長時間のあぐらがつらい人にとって、椅子はとても有効な選択肢です。
椅子を使う瞑想のメリット
- 足のしびれや腰の負担が減る
床に座ると血流が悪くなりやすいですが、椅子なら自然な姿勢を保ちやすくなります。 - 体幹をサポートできる
座面が安定しているので、背骨をまっすぐに保つのが楽になります。 - 年齢や体力に関係なく実践できる
体が硬い、膝が痛いといった悩みがあっても、椅子なら気軽に始めることができます。
椅子を使う瞑想のデメリット
- リラックスしすぎて眠くなりやすい
椅子に深く座りすぎると、リラックスを通り越して眠気を誘ってしまうことがあります。 - 姿勢が崩れやすい
椅子に寄りかかったり背もたれに頼りすぎると、背骨が丸まりやすく、集中力が低下するリスクがあります。
このように椅子瞑想にはメリット・デメリットの両面がありますが、正しい座り方をマスターすればメリットが圧倒的に勝るので、ぜひ椅子瞑想にも挑戦してみてください。
椅子に座るときの正しい姿勢
椅子に座って瞑想するときも、姿勢の基本は床に座るときと共通しています。
ポイントは次の通りです。
- 座面の中央に浅く座る
背もたれにもたれず、椅子の中央やや前方に座りましょう。骨盤が立ちやすく、背筋を自然に伸ばせます。 - 足裏を床につける
両足を肩幅に開き、足裏全体を床にしっかりとつけます。かかとが浮いたり、つま先立ちにならないように注意しましょう。 - 膝は股関節の高さか少し低めに
膝が高すぎると骨盤が後ろに倒れやすくなります。足裏が床につかない場合は、足元に踏み台などを置いて調整します。 - 背筋を自然に伸ばす
背もたれに頼らず、骨盤を立て、頭が背骨の真上に乗っている感覚を持ちましょう。無理に力を入れるのではなく、自然なS字カーブを意識します。 - 手は太ももの上に自然に置く
手のひらは上向きか下向き、あるいはムドラーを組んでもOKです。肩の力を抜き、リラックスした位置に置きましょう。
ポイントは、リラックスと適度な緊張のバランスを取ることです。楽すぎても、無理に力を入れすぎても、集中が途切れてしまうので注意しましょう。
オフィスチェアでも代用できる?
「専用の瞑想用チェアが必要なのでは?」と思うかもしれませんが、オフィスチェアでも十分に代用可能です。
ただし、選ぶ際や使う際には以下のポイントを意識しましょう。
- 背もたれに寄りかからない
オフィスチェアには背もたれがついていますが、瞑想中は寄りかからず、座面の中央に座りましょう。 - 座面の高さを調整する
高さ調節機能を使って、膝と股関節が水平か、膝がやや低くなるように設定します。足裏が床につく高さを意識しましょう。 - キャスター付きチェアは固定する
キャスターが動くと集中の妨げになるので、ストッパーで動かないようにするか、固定できる椅子を使うとベターです。 - 座布団を併用する
座面が硬い場合や高すぎる場合は、クッションや座布団を使って調整すると、より快適に座れます。
オフィスチェアは調整機能が豊富なので、正しい設定をすれば瞑想に適した椅子になります。
無理に高価な瞑想チェアを購入しなくても、まずは身近な道具を工夫して使ってみましょう。
椅子を上手に使えば、身体に優しく、安定した姿勢で瞑想を続けることができます。
自分に合ったスタイルで、無理なく瞑想を習慣にしていきましょう。
瞑想の姿勢がつらい原因と対策法
姿勢がつらくなる原因とは?
瞑想を続けていると、**「姿勢がつらい」「集中できない」**と感じることは珍しくありません。
その主な原因は次のようなものです。
- 骨盤の後傾
骨盤が後ろに倒れると、背中が丸まり、腰に負担がかかります。これが腰痛や背中の疲れの原因になります。 - 無理な座り方
体が硬いのにあぐらを無理に組んだり、正座を続けると、足に負担がかかってしびれや痛みが出ます。 - 筋力不足
正しい姿勢を保つには、腹筋や背筋など体幹の筋肉が必要です。筋力が不足していると、すぐに姿勢が崩れてしまい、疲れやすくなります。 - 座る時間が長すぎる
始めたばかりの人がいきなり30分以上座ろうとすると、体への負担が大きくなり、つらさを感じやすくなります。 - 道具の使い方が適切でない
床に直接座ったり、座面が硬い椅子を使うと、身体への負担が増え、痛みや疲れが出やすくなります。
これらの要因が重なることで、瞑想中に「姿勢がつらい」状態が生まれてしまうのです。
体の負担を減らすためのコツ
瞑想を快適に続けるためには、体にかかる負担を減らす工夫が欠かせません。
具体的なコツを紹介します。
- 骨盤を立てる意識を持つ
骨盤を立てると、自然と背骨が伸び、背中や腰への負担が軽減されます。座るときに、坐骨を床に垂直に立てるイメージを持ちましょう。 - お尻の下にクッションを入れる
座面を少し高くすると、膝が自然に下がり、骨盤が立ちやすくなります。座布団や専用の瞑想クッションを使うのがおすすめです。 - 肩の力を抜く
肩が上がっていると、首や背中に余計な負担がかかります。深呼吸をして、肩の力を意識的に抜くようにしましょう。 - 座る時間を少しずつ延ばす
最初は5分〜10分から始め、慣れてきたら少しずつ時間を伸ばしていくと、体に無理なく瞑想を続けることができます。 - ストレッチを取り入れる
瞑想の前後に軽く股関節や背中を伸ばすストレッチを行うと、血流が良くなり、疲れにくくなります。
これらのコツを取り入れることで、姿勢のつらさを感じにくくなり、瞑想に集中できる時間が伸びるでしょう。
瞑想クッションや道具の活用法
瞑想を快適に続けるためには、道具の力を借りるのもとても効果的です。
おすすめのアイテムを紹介します。
- 瞑想用クッション(座蒲:ざふ)
瞑想専用のクッションは中央が高く、外側が低い形状になっているものが多く、自然と骨盤が立つ設計になっています。長時間座っても腰や膝の負担を軽減できます。 - 座布団や厚めのクッション
専用クッションがない場合でも、普通の座布団や厚みのあるクッションで代用できます。高さは10〜15cm程度を目安に調整すると良いでしょう。 - 膝サポートクッション
あぐらを組んだときに膝が浮いてしまう人は、膝の下に小さなクッションを置くと、足への負担が分散されてしびれ防止に役立ちます。 - フットレスト(椅子瞑想用)
椅子に座る場合、足裏が床につかないときはフットレストを使うと良いです。膝の位置が安定し、楽に座れます。 - アイピローやブランケット
長時間座っていると体が冷えやすいので、膝に軽くブランケットをかけたり、目元をアイピローで温めるとリラックス効果が高まります。
道具をうまく活用することで、体に無理なく瞑想を続けられる環境を作ることができます。
最初から完璧を目指さず、少しずつ自分に合った環境を整えていきましょう。
寝ながらできる瞑想|仰向け姿勢のメリット・デメリット
寝ながら瞑想するメリットとは?
「瞑想=座って行うもの」というイメージが強いですが、仰向けに寝た姿勢で行う瞑想も立派な方法です。
特に次のようなメリットがあります。
- 体への負担が少ない
仰向けになれば、膝や腰、足首にかかる負担がほとんどありません。長時間座れない人、身体に不調を抱える人にとって非常に有効です。 - 深いリラクゼーションが得られる
体を完全にリラックスさせることができるため、ストレス緩和や睡眠の質向上にも効果が期待できます。 - 瞑想初心者でも取り組みやすい
座って瞑想するのがつらい初心者でも、仰向けなら気軽に始めることができます。心理的ハードルが低いため、瞑想を習慣にしやすいメリットも。
特に、ヨガの「シャヴァーサナ(屍のポーズ)」はリラクゼーション瞑想としても知られ、寝ながら行う瞑想の代表例です。
仰向け瞑想の正しい姿勢
寝ながら瞑想を行う場合も、姿勢には一定の注意が必要です。
ただ横になるだけではなく、次のポイントを押さえると効果が高まります。
- 仰向けで全身をまっすぐに伸ばす
床に仰向けに寝転び、両足は腰幅程度に開くのが基本です。つま先は自然に外側に倒れ、足に力が入っていないことを確認しましょう。 - 両手は体の横に自然に置く
手のひらは上向きにして、体から少し離して置きます。肩や腕に力が入らないよう、リラックスした状態を保ちましょう。 - 首や腰に負担をかけない
仰向けで腰に負担を感じる場合は、膝を軽く立てたり、膝の下にクッションを入れると負担が軽減されます。首の下にも薄めの枕やタオルを敷くと良いでしょう。 - 目を閉じて呼吸に意識を向ける
目を閉じ、体をリラックスさせながら、呼吸に意識を集中させます。体が床に沈み込むような感覚を味わうと、より深いリラクゼーションが得られます。
このように、体の力を抜き、自然なポジションで行うことが、寝ながら瞑想のポイントです。
寝落ちを防ぐコツ
仰向けで瞑想する際に気をつけたいのが、「そのまま寝てしまう」問題です。
リラックスしすぎると、無意識に眠ってしまうことがありますが、次の工夫をすることで寝落ちを防ぎやすくなります。
- 時間を決めて行う
5分〜10分など、短時間でタイマーを設定して行うと、集中力を保ちやすくなります。 - 明るい場所で行う
照明を少し明るめにして行うと、体が「眠るモード」に入りにくくなります。暗い部屋で行うと、どうしても眠くなりやすいので注意しましょう。 - 深い呼吸に意識を向ける
呼吸に集中していると、意識がしっかりと現在にとどまり、眠気を防げます。特に吸う息をやや長めに意識すると、眠りに入りにくくなります。 - 昼間に行う
夜寝る前ではなく、昼間や夕方に仰向け瞑想を行うと、睡眠との区別がつきやすく、寝落ちしにくくなります。
寝ながら瞑想はリラックス効果が非常に高い反面、寝落ちリスクもあるので、
自分に合った方法でコントロールしながら実践していきましょう。
瞑想の姿勢の種類と初心者におすすめの選び方
あぐら・正座・椅子・仰向けの特徴
瞑想にはいくつかの代表的な姿勢があり、それぞれに特徴とメリット・デメリットがあります。
自分に合ったスタイルを選ぶために、まずは基本を押さえておきましょう。
1. あぐら(結跏趺坐・半跏趺坐)
- 特徴
足を組み、骨盤を立てて背筋を伸ばす基本的な瞑想姿勢。 - メリット
安定感があり、呼吸が深くなりやすい。伝統的な瞑想スタイルで、集中しやすい。 - デメリット
柔軟性が必要。股関節や膝に負担がかかりやすく、しびれやすい。
2. 正座
- 特徴
座布団や瞑想椅子を使って膝を折り、かかとに座る日本式の座り方。 - メリット
背筋を自然に伸ばしやすく、安定した姿勢が取りやすい。 - デメリット
長時間座ると膝や足首に負担がかかる。しびれやすい人も多い。
3. 椅子
- 特徴
足裏を床につけ、背筋を伸ばして椅子に座るスタイル。 - メリット
身体への負担が少なく、柔軟性に関係なく誰でも取り組める。長時間でも比較的楽。 - デメリット
背もたれに寄りかかると姿勢が崩れやすい。リラックスしすぎると眠気が出やすい。
4. 仰向け
- 特徴
仰向けに寝た状態で行う瞑想。シャヴァーサナなどが有名。 - メリット
体への負担が最小限。リラクゼーション効果が高い。 - デメリット
寝落ちしやすい。集中力を維持するには工夫が必要。
それぞれの特徴を理解した上で、自分の体力・柔軟性・目的に合わせた姿勢を選ぶことが大切です。
自分に合った瞑想姿勢を選ぶコツ
瞑想を続けるためには、無理のない姿勢選びが重要です。
自分に合った瞑想姿勢を選ぶコツを紹介します。
- 身体の柔軟性に合わせる
股関節や膝が硬い場合は、無理にあぐらを組まず、椅子を使うのがベターです。無理をすると怪我やしびれの原因になります。 - 体への負担を感じないかチェックする
5分〜10分座ってみて、痛みやしびれが出ないか確認しましょう。痛みが出ない姿勢=長く続けられる姿勢です。 - 目的に応じて選ぶ
リラクゼーション目的なら仰向け、集中を高めたいならあぐらや正座など、瞑想の目的に合わせて姿勢を選びましょう。 - 道具をうまく活用する
座布団やクッション、椅子などを使って、体に負担がかからないように調整するのも大切です。 - 姿勢は変えてもOK
状況や体調に応じて、同じ瞑想法でも姿勢を変える柔軟さを持つと、続けやすくなります。
一番大切なのは、「楽だけどだらけない」姿勢を見つけることです。
自分に合ったスタイルで、無理なく瞑想を習慣化しましょう。
初心者におすすめの瞑想スタイル
初心者におすすめの瞑想スタイルを紹介します。
これから始める人は、以下のどれかを選ぶと取り組みやすいでしょう。
■ 椅子に座る瞑想
- 初心者に最もおすすめ。
- 柔軟性に関係なく取り組めるので、体が硬い人でも安心。
- 足裏を床につけ、背筋を伸ばして座るだけなので、すぐに始められる。
■ 仰向け瞑想
- リラックス重視ならおすすめ。
- 眠気に注意しながら、深いリラクゼーションが得られる。
- 特にストレスが溜まっている人や、寝る前のリラックスタイムに最適。
■ 半跏趺坐(片足だけ乗せるあぐら)
- 伝統的な瞑想スタイルに近づきたい人向け。
- 両足を組む結跏趺坐より負担が少なく、柔軟性がなくても挑戦しやすい。
- 短時間から練習して、徐々に慣れていくと良い。
初心者は「痛みやしびれを我慢しない」ことがとても重要です。
無理をせず、快適に続けられる姿勢を選ぶことが成功のカギになります。
まとめ:自分に合った瞑想姿勢で無理なく続けるコツ
瞑想を続ける上で、正しい姿勢を取ることは非常に重要なポイントです。
姿勢が崩れていると、体に余計な負担がかかり、集中力も途切れがちになってしまいます。
しかし、瞑想に「これが絶対正しい」という姿勢は存在しません。自分の身体や目的に合ったスタイルを選ぶことが、何よりも大切です。
この記事では、瞑想中の手や足の置き方、椅子を使った方法や仰向けで行うリラクゼーション瞑想まで、さまざまな姿勢の取り方を紹介してきました。
どのスタイルにもメリットとデメリットがあり、身体の柔軟性や生活スタイルに合わせて選ぶことで、無理なく瞑想を習慣化することができます。
特に初心者の方は、まずは以下のポイントを意識してみてください。
- 楽だけどだらけない姿勢を目指す
- 身体に負担をかけない座り方を選ぶ
- 必要に応じてクッションや椅子など道具を活用する
- 短い時間から始め、少しずつ慣らしていく
無理をして体を痛めたり、つらさを我慢して続ける必要はありません。
リラックスできる環境で、心地よく続けられる姿勢を見つけることが、瞑想を生活の中に根づかせる一番の近道です。
瞑想の目的は、心を落ち着かせ、自分自身と向き合う時間を持つこと。
そのためにも、あなたにとって最適な姿勢を見つけ、無理なく、楽しく、瞑想を続けていきましょう。
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